幻のお寺、吉田寺

「浄土宗八祖」の一人、永観さん(1033-1111)さんは、迎講(極楽からの来迎を演ずる法会)を、自分のお寺である禅林寺ではなく、吉田寺で行いました。

吉田寺は、現存しません。様々な研究で、京都市左京区吉田下大路町あたりにあったと言われています。

永観さんが、この吉田寺を選んだのは、当時、この地域で埋葬が行われていたためでしょう。あの世に近い場所だったのです。別の埋葬の地域として鳥辺山がありますが、そこではその近くにある六波羅蜜寺で迎講が行われています。

吉田寺で行われていた迎講の内容については、資料がないため、まったくわかりません。ただ、現在の大文字山をはじめ、近くに山々が見えますので、山中他界観の影響もあるかもしれません。

一度、吉田下大路町辺りで、当時の迎講を想像してみるのも良いかもしれません。近くに吉田神社がありますが、直接の関係はないようです。吉田神社については、別の機会にご紹介します。

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