前回ご紹介した吉田寺があったとされるところの近くに、真如堂があります。
実は、この真如堂、九尾の狐と関係があります。九尾の狐は、中国の殷王朝を崩壊に導いた後、インドに渡り、さらには、平安末期の日本に来たとされています。
日本では、玉藻前として鳥羽上皇に寵愛されます。しかし、陰陽師の安倍泰親に正体を見破られてしまいます。東に逃げていきますが、下野国那須野ヶ原で退治され、殺生石となりました。
その石で地蔵菩薩を刻み、鎌倉に地蔵堂が立てられました。その後、その地蔵堂は、お告げによって、真如堂に移されました。現在、真如堂の中に、鎌倉地蔵堂がありますので、機会があれば、ぜひご覧になって下さい。
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