念仏競争

源信さんの『往生要集』の影響から、多くの人が往生を競って目指します。その一つが念仏競争です。何回念仏をしたかが、競われます。

千賀眞順氏によれば、『拾遺往生伝』で以下のような念仏の回数に関する記述があります。

射水親元:毎日念仏六万遍
尼妙法:毎日念仏一万遍
尼安楽:毎日念仏五万遍
阿闍梨聖全:毎日念仏一万遍
清原正国:毎日念仏十万遍

何回念仏を唱えれば往生できるか、決まっていれば簡単なのですが。こうした努力も、臨終時に正念が持てなければ、無駄になってしまいます。結構なストレスですね。

参考文献
千賀眞順(1958)「来迎思想の考察」仏教大学研究紀要、pp.24-43.

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