二河白道図

二河白道図.png

鎌倉時代後期から、人気になった比喩画に二河白道図があります。

画面の上部が、極楽浄土で、阿弥陀仏、観音菩薩、勢至菩薩が描かれています。下部がこの世で、お釈迦様と人々が描かれています。中央には、河があり、その真ん中を細い白道(橋)がこの世と極楽浄土をつないでいます。

白道から右の河(水河)は貪りや執着の心を表し、左の河(火河)は怒りや憎しみを表して(そのため、火に包まれています)います。人々は、白道を渡ることで、この世から浄土へ行けるのです。

この絵で興味深いのは、お釈迦様が描かれていることです。浄土教では、阿弥陀仏が中心で、あまりお釈迦様が登場しません。でも、この図では、白道を渡って極楽浄土へ行く人を見送るのがお釈迦様で、それを迎えるのが阿弥陀仏ということになります。お二人の役割が、たいへんわかりやすく描かれているように思います。

画像:二河白道図
画像出所:奈良国立博物館 https://www.narahaku.go.jp/collection/948-0.html

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