来迎図と楽器

国立博物館来迎図.jpg

来迎図では、楽器を演奏する菩薩が描かれています。まさに、極楽浄土からのお迎えだというイメージがわくものです。

ただ、経典では、阿弥陀仏の来迎時に音楽のことについては触れられていません。浄土については、浄土三部経などに、妙音について記されておりますので、こうした浄土の光景が、来迎図に影響したのかもしれません。

また、来迎図は、時代を下るほど、楽器を演奏する菩薩が描かれますので、迎講の影響もあるのではないかと思います。

来迎図に登場する楽器の種類につきましては、切畑建氏が、極めて詳細な分析をされています。氏の分析によりますと、最も多く描かれた楽器のベスト5は、横笛、琵琶、太鼓、鉦鼓、笙です。お迎えの時に、こうした楽器の音色が聞ければと切に願います。

参考文献
切畑建(1974)「浄土絵画にあらわれた楽器-来迎図の場合-」『浄土美術の展開』p.p.11-14。

画像:阿弥陀聖衆来迎図
画像出所:文化デジタルライブラリー https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc8/nattoku/bijutsu/5.html

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