山中他界観

金戒光明寺山越阿弥陀図.png

日本では、人が亡くなると、その魂が山に赴くという山中他界観が、仏教が入ってくる以前からありました。

万葉集などにも、山中他界に関連した歌がいくつかあります。農耕する人々にとって、山は、生活の中心から若干離れたところにありますので、他界をイメージするのに適していたのかもしれません。

こうした他界に、神を見出すようになり、山岳信仰に発展します。山の神は、豊作の神として、人々から崇められることになります。また、亡くなった人々も、山で神となり、信仰の対象となります。その後、この山岳信仰は、仏教と結びつき、さらに発展します。

現代でも、恐山、立山、妙法山など、死者が赴くことで有名ですね。京都の五山の送り火も何か関係があるかもしれません。

画像:金戒光明寺山越阿弥陀図
画像出所:京都国立博物館 https://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor2_2/f2_2_koremade/butsuga_20150317.html

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