迎講と来迎図

法華寺童子像.jpg

迎講は、来迎図、往生伝、仏像彫刻など、様々な往生文化に影響を与えています。今回は、迎講が来迎図に与えた影響について、安藤香織氏の説をご紹介します。

氏が、指摘されたのは、持幡童子の存在です。もともと、来迎図のコンセプトに持幡童子の存在はありません。それが、時代が下がるにつれ描かれるようになりました。迎講では、左右に持幡童子を先頭に行進します。まさに、迎講が来迎図に影響を与えたと言えます。

実際、持幡童子が描かれた来迎図は、法華寺所蔵阿弥陀三尊像及び童子像、東京国立博物館所蔵阿弥陀聖衆来迎図、福島県立博物館所蔵阿弥陀二十五菩薩来迎図、勝願寺所蔵阿弥陀聖衆来迎図、禅林寺所蔵山越阿弥陀図になります。氏は、これらに描かれた持幡童子が二体一対になっていることから、迎講との対応関係を指摘しています。

参考文献
安藤香織(2010)「来迎図の尊像構成と迎講に関する一考察ー法華寺本菩薩・童子幅を中心にー」東京国立博物館研究誌625、p.p.39-59.

画像:法華寺所蔵童子像
画像出所:Wikiwand https://www.wikiwand.com/ja/%E6%B3%95%E8%8F%AF%E5%AF%BA

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