丹後聖人の狂気

今昔物語集.png

『今昔物語集』に、丹後聖人が往生したお話しがあります。

この僧は、自分宛の手紙を自分で書きます。そして、これを阿弥陀仏が自分に書いた手紙として童子に渡し、大晦日の日にこの童子から手紙を受け取ります。阿弥陀仏が自分に手紙を書き、往生を約束していると、涙を流します。

これを毎年繰り返します。まさに、自作自演です。現代の感覚から言えば、あぶない人です。

聖人は、丹後国守に頼み、自分を主人公とした迎講を開催します。この迎講の最中、聖人は臨終し往生します。聖人にとって、この迎講は、劇ではなく、本当の来迎としてとらえられたのでしょう。本人にとっては、幸せな最後だったに違いありません。

画像:今昔物語集
画像出所:四季の美 https://shikinobi.com/konjaku

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