般若

今回は、渡辺章悟氏の論文を参照して、「般若」について考えてみたいと思います。
『般若心経』等で使われる般若とういう語ですが、インドの語を音写したものです。サンスクリットではパラジュニャー、パーリ語ではパンニャーになります。日本語では、「智慧」とされることが多いです。
仏教では、この智慧は、学習され、集積される知識ではなく、法(ダルマ)をありのままに観ずるものです。悟りの智慧となります。仏教徒にとって、般若はあらゆるものの中で、最高の徳を持つものになります。私もぜひ智慧を身につけたいです。
参考文献
渡辺章悟(1996)「プラジュニャー再考-ウパニシャッドから仏教へ-」『東洋学論叢』(21)p.p.76-90.
画像出所:PAKUTAS
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