根之堅洲國・根国

『古事記』では「根之堅洲國」(ねのかたすくに)等、『日本書紀』では「根国」(ねのくに)等と呼ばれるところです。
この位置づけが難しいです。スサノオノミコトが、母イザナミノミコトに会いに根之堅洲國に行きたいという記述があります。そうすると、黄泉国の別名かというとそうでもなさそうです。
大国主は、この根之堅洲國で、スサノオノミコトと会います。大国主は二度死に、二度蘇生しますが、蘇生後、根之堅洲國に行っていますので、死んで行ったわけではありません。また、大国主は、スサノオノミコトの娘と結婚します。結婚があるなど、どうも黄泉国と違うような気がします。また、そもそもスサノオノミコトは、ここで娘をもうけていることになります。死のイメージから遠い他界のように思われます。
画像:スサノオノミコト
画像出所:Renaissancejapan https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1280.html
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