仏教と土着思想の融合

圭峰宗密.jpg

本覚思想が仏教と土着思想の融合であるということは、何も日本だけの話ではありません。中国でも同様です。

ピーター・N・グレゴリー氏は、中国の仏教者、宗密さん(780-841)を取り上げます。宗密さんの根源実在論は、本覚思想に近いです。ここで、宗密さん自身は、道教の根源論を否定していますが、明らかに道教の影響を受けています。

宗密さんの思想は、いかに仏教と中国土着思想を融合、昇華させるものだったと言えるかもしれません。このような融合がなければ、中国で仏教が受容されることは、難しかったかもしれません。こうした先人の努力で、仏教が様々な国に伝承されたと思います。

参考文献
ピーター・N・グレゴリー(1995)「宗密と本覚思想の問題」駒澤大学仏教学部論集25号、p.p.209-240.

画像:圭峰宗密
画像出所:Buddha nature https://buddhanature.tsadra.org/index.php/People/Zongmi

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント