仏教の三系統

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今回は、仏教の三系統について考えてみたいと思います。

まず、仏教自体、元々お釈迦様の教えだったのが、その死後、その教えが分化していきます。さらにインドから、他の地域へ渡っていくにつれて、伝わる仏教の系統が異なっていきます。インド仏教の中で、伝統的な上座仏教に対し、新興の大乗仏教が出現します。

上座仏教はパーリ三蔵に依拠するのに対し、大乗仏教は様々な経典を生み出します。この上座仏教は、スリランカや、ミャンマー、タイなどの東南アジアに伝播します。そのため、南伝仏教とも呼ばれます。

一方、大乗仏教は、中国、韓国、日本に伝わります。日本へは、中国を通して伝わることになります。そのため、北伝仏教と呼ばれます。中国には、実は上座仏教も伝播しますが、普及したのは大乗仏教のみでした。

同じ大乗仏教ですが、その中で密教の最終段階のものが、チベットに伝わります。日本にも密教は伝播しますが、チベットのものよりは、古い段階のものです。同じ仏教と言っても、この三系統は異なることも多いのですが、これが仏教の多様性とも考えられます。

画像:仏教の東方伝播
画像出所:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E6%95%99%E5%85%AC%E4%BC%9D