源信さん、法然さん、親鸞さんと浄土美術

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浄土美術の隆盛は、源信さんから始まります。浄土建築、迎講、来迎図等様々な浄土美術が発展します。源信さんは、極楽浄土への往生の方法として観想念仏を紹介します。そこでは、阿弥陀仏や極楽浄土を観想しなければなりません。そのため、阿弥陀仏や極楽浄土を描いたものが必要になり、こうした浄土美術が創作されます。とくに、極楽浄土は貴族の心をとらえ、彼らがこうした浄土美術のスポンサーになります。

その後、極楽浄土は、一般の人々にも広がります。彼らにとって、観想念仏は難しいですし、浄土美術のスポンサーになることもできません。その後、法然さん、親鸞さんが登場し、一般の人々にやさしい称名念仏が普及します。その結果、阿弥陀仏や極楽浄土を観想する必要がなくなります。とくに、親鸞さんは、称名念仏に徹底しましたので、彼の時代には、浄土美術は衰退していきます。

画像:平等院阿弥陀如来像
画像出所:平等院 https://www.byodoin.or.jp/learn/sculpture/