大原三千院

大原三千院.jpg

以前、来迎図の歴史で、阿弥陀仏や聖衆が坐像から立像、静的な描写から動的な描写に移行していったことをお話ししました。似たケースが、仏像でもあります。

その例が、京都大原三千院本堂の阿弥陀三尊像です。中尊の阿弥陀仏は坐像ですが、来迎印を結んでいます。一方、両脇の観音菩薩と勢至菩薩は、中腰で上半身が前屈みになっています。来迎の動的な表現がなされていることから、来迎三尊とも呼ばれています。

仏像で、動的な来迎を表現しようとするのは、興味深いですね。このような来迎三尊は、他にも例があるそうです。

画像:大原三千院
画像出所:大原三千院 http://www.sanzenin.or.jp/