臨終用心

阿弥陀聖衆来迎図.jpg

『臨終用心』は、可円さん選集で、1780年に発行されています。

臨終行儀が盛んであった平安・鎌倉時代から、だいぶ時代が下がります。そのため、内容は、宗教的・儀式的なものから、実務的なものに変化しています。また、長い間の臨終の際の経験が積みあがった結果かもしれません。

例えば、第一に、「看病人は病人の心にそむいてはならぬこと」が記されています。その中で、病人がからだによくないものを欲する場合には、「ない」と言うのではなく、説得するよう説かれています。また、病人が看病人に悪口を言っても、口答えや無視することを戒めています。さらに、病気がどれほど長くても、退屈して、病人がはやく死ねばいいなどと思ってはいけないことも注意しています。現在のターミナルケアにも通じるものがあるように思います。

画像:阿弥陀聖衆来迎図
画像出所:長野市文化財データベース
http://bunkazai-nagano.jp/modules/dbsearch/page1141.html

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