法会の御供え物

お供え物.jpg

法会の御供え物は、昔から子供など多くの人々に分けられたそうです。お供え物は、公共のものであるという考えが定着していたのでしょう。また、仏の教えにも則ったものであるかもしれません。

『今昔物語集』巻19第21話「密造した酒の中に蛇がいる話」では、このお供え物を独り占めにする僧とその妻が登場します。二人は、お供えの餅をたくさんもらいながら、誰にもあげず、家にとっておきました。そして、この餅で、酒を密造します。壺に餅をいれて十分な月日が経ちましたので、壺の蓋を開けるとそこには、たくさんの蛇がいました。驚いて、蓋を閉め、僧は、これを遠くの野原に捨てました。たまたま、三人の男がその壺を見つけ、蓋を開けるとお酒でした。彼らは、このお酒を飲み、この話が、僧の耳に入ります。自分たちだけ、酒が蛇に見えたことに、御供え物を勝手に自分のものにした自らの罪深さに反省をします。

やはり、お供え物はみんなで分けるのが、仏の教えなのですね。

画像:お供え物
画像出所:終活ねっと
https://syukatsulabo.jp/obosan/article/8141

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