浄土三部経の極楽浄土

無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経で表現された極楽浄土を見てみます。
まず、場所については、無量寿経は「ここから西に十万億刹」、阿弥陀経は「十万億仏国土」と記載しています。刹や仏国土は国の大きさなので、まさに西の彼方にあります。インドでの距離や時間の表現は、とんでもない単位が使われます。
極楽浄土では、苦はなく、楽のみです。また、様々な宝石でできた宮殿や楼閣、同様に宝石からできた池や並木があります。日本の私達にとっては、金ピカ過ぎますね。厳しい自然の中にあった、インドや西アジアの人々の理想だったのでしょう。また、四季もありません。これは、季節の移り変わりに風情を見いだす日本人には、少し残念ですね。
画像:中央アジア、西アジア
画像出所:旅と地理 https://geography-trip.com/central-asia-agriculture/
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