仏教教団サンガ

初期仏教や上座仏教では、サンガと呼ばれる仏教教団があります。教団とは言いますが、自治組織で、生活様式の規則である律をもとに、メンバーの合議制で運営されています。
出家者は、生活必需品以外は所有できず、在家者からのお布施によって生活をします。働きませんので、税を払うことはなく、いっさいの経済活動からは離れて生活することになります。
インドでは、長い雨季がありますので、その間は、在家者が用意した場所に定住しますが、それ以外は、上着、下着、袈裟のみの恰好で遊行して暮らします。寒い地域では厳しいように思いますが、実際、上座仏教の盛んな国は、タイ、ミャンマー、スリランカなどの熱帯地域です。
出家者は、まさに、解脱を目指した修行に集中することになります。経済活動に従事しないと生活できない日本のお寺とは、違った環境です。
画像:サンガ
画像出所:pixabey
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