もう一つの梵界

以前、梵界についてお話ししました。
梵我一如の結果、輪廻から解脱して到達できる世界です。苦は一切ないですが、宇宙と一体になった状態ですので、個人的な意識はありません。ただ、この梵界も、別の意味で解釈されることもあります。
ブラフマンは、宇宙の最高原理ですが、祀られるには、像などが造れず、不都合です。そのため、ブラフマンは、人格神ブラフマー(梵天)に変化します。この梵天のいる世界が、梵界と解釈されることもあります。
この梵界は、壮麗な城や自然があります。これは、何かに似ているでしょう。そう、阿弥陀仏のおられる極楽浄土です。もちろん、梵界の定義は、解脱の境地と梵天の世界の二つにきれいに分かれおらず、ミックスされることも多いです。
画像:梵天
画像出所:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/梵天
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