浄土美術の最後を飾る来迎図

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平安時代の源信さんの『往生要集』を起点として、発展してきました建築、仏像、絵画等といった浄土美術は、鎌倉時代に入り帰路を迎えます。浄土美術は、貴族社会での阿弥陀仏や浄土を想うという観想念仏によって主導されました。鎌倉時代になると専修・口承念仏が民衆の間で広まりますが、依然観想念仏も盛んで、貴族社会だけでなく、一般民衆にも拡大されました。そして、その主役は、民衆に移って行きます。

ただし、浄土建築や仏像といったものは、一般民衆にとって程遠い存在です。一方、来迎図は比較的手軽で、民衆教化としても有力でした。そのため、鎌倉時代には、浄土建築や仏像は衰退していきますが、来迎図は発展していきます。まさに、来迎図は、浄土美術の最後を飾ると言えるかもしれません。

画像:早来迎
画像出所:知恩院 https://www.narahaku.go.jp/collection/835-0.html

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