怨霊信仰

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平安時代以降、浄土思想が貴族だけではなく、一般の人々にも広まった背景に、民間の怨霊信仰があります。当時、人々は疫病や凶作に苦しめられていました。こうした災害への方策として、さまざまな儀式が行われましたが、中には、邪教として政府から排除されるものもありました。

疫病については、政府の対策として疫神を祀ることが行われましたが、これが民間に普及します。そして、民間で、不慮の死を遂げた人物とこの疫神とを結びつけ、怨霊を祭ることが行われるようになります。民間レベルで、さまざまな御霊会が行われ、政府がそれを認めるということが繰り返されます。こうした怨霊信仰が、後の民間への浄土思想の普及に貢献します。

画像:清涼殿落雷事件
画像出所:ウィキペディア 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%B6%BC%E6%AE%BF%E8%90%BD%E9%9B%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6