着ぐるみの阿弥陀仏像

當麻寺.jpg

前回に続き、当麻寺の阿弥陀仏像です。

關信子氏は、この阿弥陀仏像を研究され、面白い発見をされました。結論から申し上げますと、なんと着ぐるみなのです。まず、像が上下に分かれます。頭部から法衣の裾までの部分で分かれます。上部に人がはいるのでしょう。また、覗き穴があります。さらに、像内に背負うための工夫がなされています。

こうした着ぐるみですので、阿弥陀仏像としては、奇異な印象を与え、芸術的な評価は高くないとされています。それは、人が入るため、軽量化等の工夫が優先され、芸術的な部分が犠牲になっていると考えられます。この阿弥陀仏像こそ、迎講で使われ、人が入って歩いていたものです。再び、迎講で用いられたら、おもしろいですね。

参考文献 關信子(1995)「"迎講阿弥陀像"考Ⅱ-当麻寺の来迎会と弘法寺の迎講阿弥陀像-」仏教芸術 (223), pp.77-102.

画像:當麻寺
画像出所:當麻寺 http://www.taimadera.org/purpose/2/index.html

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