日本古来の埋葬

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日本古来の埋葬方法は、水葬や風葬も存在しましたが、一般的には土葬であったと考えられています。

生活の場所からそれほど離れていない場所に穴を掘るのですが、当時は、穴を掘る道具がそれほど発展していなかったと考えられますので、穴は浅かったと思われます。死体の関節をまげて穴に入れる、いわゆる屈葬が行われました。この屈葬は、死霊を抑えるために行われたと言われますが、穴が浅かったため、そうする必要があったという現実的な理由もあるように思います。

この土葬によって、地下に黄泉の国をイメージするようになったと考えられます。また、黄泉の国での腐乱のイメージも、土葬の死体の状態と関連しているように思われます。

画像:伊賦夜坂
画像出所:國學院大學 https://www.kokugakuin.ac.jp/article/86245