良源さんと極楽浄土

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源信さんの師匠であります、第18代天台座主良源さん(912-985)も極楽浄土との関係が深いです。

良源さんは、焼失した堂塔や常行堂を再建したりと、比叡山再建に大きな貢献をしました。極楽浄土にも深い信仰を持ち、死者も出ると言うあの不断念仏の常行三昧を完遂しています。また、入滅時には、西に向かって合掌し、阿弥陀仏を口承したと言われています。

さらに、『観無量義経』の九品段に註釈を加えた『九品往生義』を著してられます。源信さん『往生要集』が実践面にフォーカスしたのに対し、良源さんの『九品往生義』は理論面が中心です。また、『九品往生義』は天台宗に限らず、南都仏教を含めた浄土思想をカバーしております。そのため、在家の人々には、難しい内容です。学術的要素が中心であります『九品往生義』は、『往生要集』のような普及はすることはなかったですが、極楽浄土に関する重要な著述です。

画像:良源
画像出所:大津市歴史博物館 http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/0905.html

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